発見・発見・大発見 |
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1998年6月、兵庫県多紀郡篠山町の大芋地区
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1998年10月、兵庫県篠山町立大芋小学校で
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| オオムラサキという蝶を見たことがある人は、少ないかもしれません。 分布は北海道から九州までと広いのですが、草原とか畑ではなく、雑木林にしかすんでいないからです。 でも、オオムラサキは日本を代表する蝶として、1957年に日本昆虫学会が「国蝶」に指定しました。国蝶といっても、国が保護に力をいれるということはありません。 オオムラサキは日本にいる蝶のなかでは大型で、羽をひろげると10センチ以上もあります。しずかな雑木林を歩いていると、パタパタという、飛び立つときの羽音が聞こえるほどです。特徴はなんといってもオスの羽の表にある美しいむらさき色です。メスにはありません。とてもいさましい蝶で、なわばりに入ってきたスズメを追いはらうほどです。 オオムラサキは、山の急な斜面や、川岸の丘が好きです。それに、幼虫の食べるエノキ、エゾエノキと成虫が樹液をのむクヌギ、クリ、コナラなどの木がいっしょにある場所でないと生きていけないのです。 オオムラサキに必要な木は、いまではあまり人の役にたたない木のように思えます。少しむかしなら、まきや炭の原料として大切な木だったのです。そのため、コナラやクヌギがたくさん育てられ、オオムラサキも増えていったのです。しかし炭を生産する家庭はほとんどなくなり、雑木林もどんどん開発のためなくなっていきました。 ところが、生き物のことだけを考えても、雑木林はとても大切な仕事をしてくれているのです。木や草の種類が多いほど、多くの動物を育てます。動物に必要な植物がいろいろだからです。もし、日本中がヒノキ、マツ、スギなどだけになったら、蝶ばかりではなく、昆虫も鳥も、それらの木が必要なほんの少しの種類しか生きられなくなってしまいます。 山菜採りもできないでしょうし、キノコもほとんど取ることができなくなるでしょう。 みなさんも身近なところで、保護しなければ消えていく蝶を観察しながら、自然全体のことを考えるきっかけにしてくださればと思います。 |
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