トライやるの木

<指導ボランティアのひとりごと>

いつも 気高くのびて 風に吹かれている

二本のポプラ

太い長い根を深くはって

ドッカと腰をおろしているポプラ

これが我が校のあこがれのポプラだ

汽車の窓から

今日もポプラが見える

ー詩集「ポプラ」よりー

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 1997年、滝野中学校は創立50周年を迎えました。記念誌の編集にあたり、卒業生の皆様から思い出の記をお寄せいただきましたが、その中で何度も登場したのは「ポプラ」という言葉でした。滝中出身者でない私には、一度もお目にかかったことのない二本のポプラですが、皆様の文章からその二本のポプラが如何に当時の中学生にとって、大きな存在であったかを推し量ることができました。

 

校庭に滝中のシンボルとも言えるポプラの木があった。

いつも私達の行動を見守っていてくれた。

悲しい時、苦しい時には天を突き抜くような木先を仰いだ。

どんなにか心和み、勇気づけられたことだろう。

努力した人には惜しみない拍手を、

そして、みんなに真っ直ぐに大きな人間になれと励ましてくれた。

多くの生徒が夢と希望を与えてもらったに違いない。

ー卒業生による思い出の記よりー

 

 

 そう言えば、私の心の中にも小学校の校庭に仁王立ちしていたイチョウの木があります。明らかに邪魔な位置にあったのに、誰も邪魔だとは思いませんでした。むしろ、誰もがその木に安らぎや頼もしさを感じていました。嬉しい時も、悲しい時も、そばに寄りたくなるような存在でした。

 誰にもきっと、心の中にそんな木があるのでは、ありませんか?大樹には、どうもそんな不思議な力が宿っているようです。でも、忘れてはなりません。そんな立派な大樹に育つためには、大地や光や水・・・・・が必要だってことを。何かが育っている時には、きっとそれを温かく見守っているものがあるのです。

 21世紀を担う子供達。大地にドッカと根を張り、人に夢や希望を与えられるような人間に育ってほしいと願わずにはいられません。そのためにも、今こそ学校、家庭、地域大地になり、になり、になって、子供の成長を時には厳しく、時には優しく見守っていかなければならない・・・・と痛感した今回の「トライやる・ウィーク」でした。

 学校はもちろん、生徒にとっても地域の受け入れ先にとっても、まさに「未知への挑戦」の1週間でした。それぞれの事業所でお世話になった生徒たちは、学校や家庭では体験できない大きな「何か」を得たようです。国際交流グループにおいても、実に多くの方々の温かいご協力を得て、ここまでたどり着くことができました。さらに、予想外に世界各地から応援メールをいただいたことは、生徒のみならず、私にとっても大きな大きな宝物となりました。この場をお借りしまして、あらためて心よりお礼申し上げます。

 こうやって、学校、家庭、地域のみならず世界中から見守られながら、若い木は育っていくのですね。私も指導ボランティアとして、大地、光、水・・・とまでは、いかなくても世界からの新しい香りを運ぶ風くらいには、なれたでしょうか。また、彼女たちからも多くのことを学ばせてもらいました。もう古木の域に入りつつある私には、彼女たちのエネルギーが眩しく映り、若い木が二酸化炭素を吸収してフレッシュな酸素を供給してくれているのだと実感いたしました。

 初めての試み・・・・確かに様々な課題も残るでしょう。しかしそれらに明日への課題として前向きに取り組んでいくか否か・・・・それこそが、私達大人に課せられた「トライやる」なのかもしれません。

 

気になる木 あれこれ

数々の賞を受賞しておられる、プロの写真家

<吉田 繁氏>

による素晴らしい世界の巨樹の

写真をお楽しみ下さい。

どの樹にも共通しているのは、その「生命力」

樹齢4700年もの巨木の前には、

人間なんてちっぽけです。

マダガスカルのバオバブの木

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