雷、強風、ガスに悩まされた

白馬三山縦走 長野県北安曇郡白馬村      山と高原地図  白馬岳 

 行った日  ’08.07.26〜’08.07.29 三泊四日
 天  気  26日:晴時々曇り、27日:晴後雷雨、28日:雷雨後濃霧、29日:雨後晴時々曇り
 行った人  bhnさん、B.Wさん、 小生の3名                 

 今年の夏山遠征は色々思案の結果、白馬三山縦走にしたが、最初考えていた栂池自然園から登るというのは、栂池自然園で宿が取れなかったので、やむなく猿倉からの逆時計回りの周回になった。

第1日(7月26日)

 朝6時に我が家に集合することにして、朝4時半頃に起き、準備をして朝食を食べているとB.Wさんから電話があり、近くまで来ているが家が分からないとのこと、迎えに行って我が家に誘導、暫くしてbhnさんからも同様の電話が・・・同じく誘導してチョット待って貰って、朝食を済ます。
 最初は中国・名神。北陸道で行くつもりだったが、名神が混んでいるとのことで春日から舞鶴若狭道で行くことにした。

 途中、何度かトイレ休憩を取りながら、お昼過ぎには道の駅小谷に着いた。そこでお昼にすることにし、天ざる蕎麦を食べた。 

 その後、白馬駅近くのbhnさんの同級生のお宅に寄り、1時半頃に猿倉の駐車場に着いた。心配していた駐車スペースも十分あり、準備をして出発です。

 猿倉荘に登山届けを出してザックを担ごうとしたら、胸のストラップのジョイントが壊れており、猿倉荘でひもを貰って白馬尻小屋を目指して歩きます。

 猿倉荘

この後ハプニングが・・・・

 暫くは林道を歩きますが、途中からは山道になります。林道のそばにも色んな花が咲いています。

カラマツソウ

 こんな滝も目を癒してくれます。

 沢も渡っていきます。

 1時間程で白馬尻小屋に着きます。小屋の下に有る大きな岩が迎えてくれます。小屋のすぐしたにキヌガサソウの群生地があります。


 取り敢えずビールです。小屋の前のテラスで先ずは一杯、回りではもう宴会が始まっています。

 チェックインを済ませて、荷物を置いてからもう一度テラスに出て、山の空気を吸いながら、刻々変わる山の雲を楽しむ。

雪渓の下の方には霧が沸き立っている。

 栂池から頂上に続く尾根かなあ? 

 夕食の時間が来たので食堂に行くと、ホテルのようにメニューボードがある。

 部屋は6畳に5人という事で、土曜日の晩にしてはゆったりしていた。夕食後は、同室のお孫さん連れのおじさんとしゃべりながら、ウイスキーを・・・・かくして初日は終わりました。

本日のコースタイム(休憩含む)
 猿倉 14:00− 白馬尻小屋 15:30

第2日(7月27日)

 朝4時に起きて、歯磨きに行く。この小屋は水が豊富なので遠慮無く水を出しっぱなしで顔が洗えるのは嬉しい。部屋に帰り、着替えてパッキングをし直し、食堂に行く。5時からなのに5時前から開いている。朝食後部屋を片づけ、いよいよ出発です。小屋の前のテラスから山を見ると、朝日が当たって、昨日とは感じが違う。

 登山口で記念撮影をし、大雪渓に向けて出発です。

 最初は普通の道を歩きます、ものの数分で雪渓の降り口に着き、そこで軽アイゼンを付けて、雪渓に踏み出す。アイゼンがよく効いて、なかなか歩きやすい。回りの景色を見ながらゆっくり登って行きます。

 雪渓の入り口までの道に咲いていました。

稜線はガスのようです。

 雪渓の上は涼しい風が吹いたり、なま暖かい風が吹いたり・・・変な感じです。途中にある大きな石のとことまでが急坂で、そこから上は大したことがありません。ただ、両脇の谷から、落石の音がするのは気持ちの良いものではありません。歩き始めて2時間程で雪渓を過ぎ、アイゼンを外し、休憩します。登ってきた方を見ると蟻の行列のように登山者が続いています。無論、下ってくる人もいるわけで、白馬山荘の夕べの様子を聞くと、1畳に3人の割だったとのこと、(*_*)・・・、今日は大したことがないらしい。

 そこからは暫く急坂が続きますが、花も一杯咲いているので、写真を撮るのに忙しく、なかなか進みません。他の人もそんな感じなので別に気にすることもありませんが・・・

 クルマユリ

 ミヤマオダマキ

 ミヤマキンポウゲ

 ハクサンイチゲとヨツバシオガマ

 ミヤマキンポウゲ

 小雪渓を渡り、葱平に入ります。ここはお花畑があるはずなんですが、どうでしょうか?

 ミヤマクワガタ

 こんな槍も見えました。

 北海道とここにしか無いというウルップ草にも会えました。

 ウルップ草

 杓子岳の山腹をバックにウルップ草

 ハクサンフウロ

 そうこうするうちに頂上山荘が見えてきました。見えてるけれど、なかなか着かない。これがまた面白いところ、もう少しです。頑張ろう。

 頂上山荘の下の急坂を登る。

 コイワカガミ

 チシマギキョウ

 歩き始めてから4時間半程で頂上山荘に着きました。テラスの自動販売機でビールを買って、中に入り、ラーメンを注文する。ラーメンが出来るまでに少しは時間があると思いましたが、すぐに出来て、ビールを水替わりにしてラーメンを食べました。

頂上山荘で30分程休憩して、白馬山荘に向け出発、登山道の両側の花を撮りながら、ゆっくり登ります。


 ハクサンコザクラ

 ウサギギク

 ミヤマオダマキ

 コマクサ

 半時間程で白馬山荘に着き、受付を済まし、荷物を置いて、サブザックにカメラ、水筒、無線機、タオルだけを持って、頂上に向かう。今日の部屋は6畳に5人と聞き、一安心。

 頂上に向かう道々、回りを見渡すが、彼方此方にガスが沸き、見晴らしは良くない。でも、大勢の団体さんが頂上を目指している。


 頂上について、記念写真を撮ろうにも大勢に人でなかなか撮れない。ひとまず、団体さんが下山するのを待つことにし、その内空いたのでバンダナショットを撮って貰う。

 

 その後、三国境ぐらいまで行ってみるというB.Wさんを見送り、我々は頂上の方向指示板の付近で無線で遊ぶ。

 無線は、富山の局長さん3人と繋がり、下界は暑いと言うこと、富山では雷が鳴っていると言うことなどを話して一旦終わる。そうこうするうち、雷鳴が聞こえるようになり、B.Wを待つというbhnさんを置いて、僕だけさっさと小屋に・・・、小屋の前でぽつぽつ来ましたが、なんとかセーフ、その内、bhnさん、B.Wさんも小屋に帰ってこられた。その頃から、雷雨と共に風もきつくなり、窓ガラスが飛ばされるんじゃないかと心配したりした。
 ラジオで天気予報を聞こうとするが、余りよく入らない。仕方がないので、ビ−ルを飲んだり、売店で買い物をしたりして時間を潰した。

 5時になって、夕食を食べに行くと、もう長蛇の列、一段落してから食べに行き、食べ終わると、外が明るくなっている。あわてて部屋に帰り、カメラを持って外に出ると、強風がガスを吹き飛ばしてくれて、大展望が広がっていた。飛ばされそうになりながら、写真撮りまくり・・・肉眼では、乗鞍から槍・穂、裏銀座の山々、立山・剣、毛勝三山、滑川市、黒部川河口付近の日本海まで見えた。

 

正面に剣岳

 白馬鑓の稜線越しに穂高・槍

  夕焼けに染まる杓子岳と白馬鑓ヶ岳

 剣岳の奥に広がる夕焼け

 滑川市の夜景と旭岳のシルエット

 日もとっぷり暮れたので、部屋に帰って、ちびりちびりやりながら、いつの間にか寝てしまった。

今日のコースタイム(休憩含む)
 白馬尻小屋 5:40− 10:10 頂上山荘 10:40−11:40 白馬山荘 12:00−12:15 白馬山頂
 13:30?−白馬山荘 13:40?

第3日(7月28日)
 
 第3日目は雷雨で明けた。相変わらず風は強いし、霧も深い、でも、この山小屋は8時には部屋を出なくてはいけない。でも、この雷の中出ていく気はしない。ギリギリまで様子を見ることにする。7時半頃になると、ガスは消えないが、雷雨は止んだ。これを機に出ていかないと連泊の可能性もあった。
 館内放送で大雪渓の通行止めが伝えられ、宿泊客も右往左往・・・家族に電話をする人も多く見られた。我々は、そんな状況を後目に鑓温泉小屋を目指して小屋を出た。すると、もの凄くきつい風、80キロ近い体が煽られてよろけそうになる。縦走路は常に越中側を通っており、風裏がない。
 
 晴れていれば、白馬岳の雄姿や雷鳥さんにも会えたかも知れないが・・・、ひたすら歩くだけ、写真を撮ろうにもレンズが曇り撮れない。本来なら、杓子岳の頂上を踏んでくるのだがこの天気である。撒き道を通り、鑓ヶ岳に・・・、この坂がまたきつい、向かい風になると息がしにくくなり、停滞。鑓ヶ岳の記念写真もこの通り

 暫く行って、鑓温泉への分岐を下れば、風も収まると思ったが、チョット甘かった。幾分緩んだが、相変わらずきつい。

 大出原に下っても、写真を撮ろうとすると風が来て、旨く撮れない。それに期待した程花は咲いていない、どうも残雪が多いかららしい。

 チングルマのイマイチ

  お花畑もイマイチ、ハクサンコザクラは開いていない。

 オオツガザクラ

 鎖場で停滞しています。大した鎖場でもないのに・・・その間にニッコウキスゲの写真を撮ります。

 撮った写真がこれ

 その内、今日の小屋が見えてきました。

 受付を済まし、bhnさんは露天風呂に・・・我々は先ずビール、ビール飲んでからお風呂に入り出てきたら、うどんが終わっていて残念、濡れた着物を物干しに干したり、お風呂に入ったりして過ごしました。
 それにしても、露天風呂は気持ちが良かった。

今日のコースタイム(休憩含む)
 白馬山荘 7:30−白馬鑓ヶ岳 10:00−白馬鑓温泉 12:45

第4日(7月29日)

 最終日の今日は、朝風呂に軽く入って、6時頃に出るつもりで準備を進めた。幸いにも雨も降っていない。今日は合羽を着ないで歩けるかな?皮肉なもので、荷物を外に持って出たら、ざーざーと雨が降っている。暫く様子を見て、すぐには止みそうにもないので、また、合羽を出して、ザックカバーを付けて少し小やみになったのを汐に行動を開始した。

 露天風呂の下を行く。

 すぐに雪渓になり、最初の雪渓はアイゼン無しで歩くが、次の登りの雪渓では、アイゼンを付けて歩いた。すぐにまた雪渓があると言うことなので、アイゼン付けたまま、歩いたが、ザレ場は歩きやすいが、そうでないところはやっぱり歩きにくい。途中で、道が変わっており、もう雪渓歩きはなさそうなので、途中で外した歩いた。

 雪渓の融けていく様子も面白い。最初の雪渓までこそ下りであったが、それ以後は殆どが登り、気分的に下りだろうなと思っていたので、この登りは堪えた。でも、登山道の両脇の花が癒してくれる。

 小日向のコルまで登りが続いたが、そこからは緩やかな下りで花を撮りながらゆるゆると下っていく。

 4時間程で、猿倉の林道に着いた。猿倉荘で、かき氷を食べ、おびなたの湯で汗を流し、駅前で蕎麦を食べ、一路丹波に向かった。

 同行いただいた、bhnさん、B.Wさんありがとうございました。

今日のコースタイム(休憩含む)
 鑓温泉小屋 6:35− 猿倉林道 10:50

白馬の花及び風景はこちらを参照下さい。
  花     http://mixi.jp/view_album.pl?id=18623590
  風景    http://mixi.jp/view_album.pl?id=18657143